一番古い引っ越しの思い出

僕は自分自身引っ越しをしたのが、幼少期に2回、物心がついてから5回ある。覚えている引っ越しで一番古い記憶は僕自身の引っ越しではなく、幼馴染のものだ。

僕が4歳ぐらいの時に同じ地区区内のアパートからアパートへ引っ越しをした。僕が二階の階段から転げ落ちたのを機に、1階の部屋が空いているアパートを探したそうだ。

僕自身その時の引っ越しの記憶はないのだけれど、幼稚園から中学校1年まで一緒になった幼馴染の引っ越しは昨日のことのように覚えている。

大きなトラックに荷物を積み、幼馴染は父親の運転するセダン車に家族と乗り込んだ。その時13歳だった僕は、寂しいけど泣くのは子供だと我慢をした。自分が大切にしていた何かを幼馴染に渡して何か一言二言かわすと、そこから3時間は掛かる家に向かってセダン車は走り始めた。

僕は自転車にまたがり、そのクルマを必死で追いかけた。普段一緒によく駆け足で走った日常のいつもの通りを今までにない速さ、感情で自転車をこいだのだ。

やがてクルマがカーブを曲がると一瞬見失ってしまったが、必死に追いかけて背中が見えた。しかし数秒後クルマが坂道を下り始めると、もう簡単に会えなくなってしまった現実を理解した。

涙で目の前が見えなくなった初めての経験でもあった。千葉 東京 引越し